画面分割アプリを使うと、ウィンドウのサイズを手動で動かず一瞬で分割表示ができるので、大変便利です。
Windowsはデフォルトで画面を分割して表示する機能がついていますが、Macの場合はその機能がシンプルなSplit viewしかありません。
画面分割ソフト(アプリ)を使うと、もっと細かい画面分割を行うことが可能になります。
最近ではいろいろな種類のアプリが出ていますね。
一番おすすめだと言えるアプリは
- 無料ならRectangle
- 有料ならMagnet
だと言えます。
ショートカットを使って一瞬で画面分割ができます。
こちらの動画ではRectangleの使い方を紹介していますので、
「すぐに画面分割アプリの使い方が知りたい!」
と言う方は、動画で使い方をチェックしてみてください。
その他の画面分割ツールも併せてチェックしたい!という方は、次へ読み進めてください。
Mac専用のツールを紹介しています。
いろいろある画面分割アプリ
Split view
これはアプリとは言えないんですが、Macに元からついている機能です。
ウィンドウ左上の緑のボタンにカーソルを当ててみてください。
- フルスクリーン(全画面表示)
- ウィンドウを2分割して左側に表示
- ウィンドウを2分割して右に表示
といった選択肢が出てくるので、好きなものをクリックして画面を分割表示します。
短所としては、「2分割しかできない」ということ。
つまり、4分割表示や2/3サイズにして表示することなどはできません。
普段2分割しか使わない、と言う方はこのデフォルト機能でも十分かもしれません。
画面分割や全画面表示を解除したいときは、Escボタンを押せばOKです。
Dualless(デュアレス)
こちらはChromeの拡張機能です。
ですので、Chromeブラウザでしか使えません。
よって、画面分割ボタンをクリックした時に分割されるのは「Chromeブラウザで表示しているウェブサイトのみ」ということになります。
言い換えると、デスクトップ上に表示している他のアプリ(パワーポイントやメモ帳など)も一緒に画面分割をするこことはできません。
また、分割の方法も「縦・横の2分割のみ」となっています。
ですので、
- 画面分割を使うのは、ウェブ上のみ
- 2分割で十分
と言う方は、Duallessおすすめです。
ShiftIt(シフトイット)
画面分割アプリといえば、これ!というほど、たくさんの方が紹介をしています。
ですが、ShiftItはあまりおすすめしません。
というのは、このソフト、開発者がもう更新をしないと明言しています。
つまり、今後Macがアップデートをしていった時に、ShiftItが対応しなくなる可能性があります。
(すでにMacをアップデートしたら使えなくなった…というコメントもいくつかあります)
これなら、機能的には結局同じであるRectangleを使った方がいいでしょう。
Spectacle (スペクタクル)
スペクタクルも非常に評判のよいツールで、たくさんの方がおすすめしていました。
しかし、こちらもウェブサイトではっきりと「今後更新されません」ということが書かれています。
そして後継となるツールとしてRectangleが推奨されています。
Magnet(マグネット)
こちらは有料ソフトです。
アップデートもずっとされており、安心と実績のあるツールだと言えます。
機能的にはRectangleとそこまで変わらないので、「まずは無料ソフトのRectangleを使ってみて、よければ有料版のMagnetに切り替える」というのもいいのではないでしょうか。
また、今後アップデートがされるにつれ、Magnetにしかない機能が追加されることも考えられます。
その際に有料版への切り替えを検討するのもいいでしょう。
まずはRectangleから使ってみることをおすすめします。
Rectangle(レクタングル)
こちらは無料のフリーソフトです。
アップデートも重ねられており、必要な機能が全て無料で使えるありがたいツールです。
分割の種類もたくさんあります。
該当する表示方法をクリックするだけでも分割をしてくれますが、キーボードショートカットを使うと便利です。
日本語にも対応しており、様々な画面分割ツールがある中で一番おすすめです。
それでは、次の章からRectangleの使い方を詳しく解説していきます。
冒頭で紹介した動画でも同じ内容を解説していますので、動きをご覧になりたい方はぜひ見てみてください。
【動画】一瞬で画面を分割表示|Rectangleの詳しい使い方
Rectangleをインストールする
まずは、Rentangleのインストールを開始します。
こちらのサイトにいって、ダウンロードボタンを押します。
ページを下にスクロールすると、有料ツールの方も紹介されていますが、今回は無料版を使用します。
こんなアイコンが出たら、Rectangleのアイコンを右のApplicationsに移動させてインストールします。
インストールが終わると、メニューバーの右上に、Rectangleのアイコンが表示されているはずです。
これでインストールは完了!
では、細かい使い方を次に見ていきましょう。
Rectangleの使い方(キーボードショートカット)
基本的には、以下のどちらかの方法で画面を分割表示することができます。
- Rectangleのアイコンをクリック&リストにある分割方法を選択
- キーボードショートカットを使って画面分割
本記事では、キーボードショートカット別に分類して紹介していきます。
2分割(左右、上下)する方法
2つのアプリを開いておいて、下記のキーボードを押すと1/2のサイズで分割されます。
- [control] + [option] + ← ・・・1/2 で左半分
- [control] + [option] + →・・・1/2で左半分
- [control] + [option] + ↑・・・1/2で上半分
- [control] + [option] + ↓・・・1/2で下半分
下記は、左半分にウェブサイトを1/2表示し、右半分にメモ帳を1/2表示した様子です。
このとき、ショートカットを押して分割表示が反映されるのは、アクティブなウィンドウのみです。
ですので、キーボードショートカットを使ってアクティブなウィンドウを切り替えつつ、Rectangleのキーボードショートカットを押すと、便利です。
キーボードショートカットでアクティブなウィンドウを切り替える方法
4分割する方法
次に、4つのアプリを出して画面を4分割するキーボードショートカットです。
- [control] + [option] + U ・・・1/4 で左上
- [control] + [option] + I・・・1/4 で右上
- [control] + [option] + J・・・1/4 で左下
- [control] + [option] + K・・・1/4 で右下
U、I、J、Kと一見すると覚えにくそうなショートカットですが、キーボード配列をみると納得だと思います。
先ほど同様、アクティブウィンドウを切り替えながら上記ショートカットを使うと、きれいに1/4サイズに画面分割できます。
上の画像では、左側がウェブサイト2つ、右上がメモ帳、右下がエクセルです。
もちろん、アプリやサイトを2つだけ開いておいて、1つを1/2表示、もう1つを1/4ということも可能です。
1/3 または 2/3 で分割する方法
今度は、ウィンドウサイズを1/3 または 2/3で表示するキーボードショートカットについて解説します。
- [control] + [option] + E ・・・2/3 で左寄せ
- [control] + [option] + T・・・2/3 で右寄せ
- [control] + [option] + D・・・1/3 で左寄せ
- [control] + [option] + F・・・1/3 で真ん中
- [control] + [option] + G・・・1/3 で右寄せ
例えば2/3 で左寄せにすると、ウィンドウが2/3サイズで左側に寄せられ、残り1/3のスペースができます。
3つのアプリやサイトを開いて、1/3 ずつ左・中央・右に配置すると、こんな形になります。
キーボードを使わずドラッグ&ドロップで画面分割
さて、ここまではキーボードショートカットを使った画面分割の方法を解説してきました。
実は、キーボードを使わず、マウスを使って該当ウィンドウをドラッグ&ドロップするだけでも、簡単に画面分割ができます。
そのための前準備として、設定画面からドラッグでウィンドウをスナップにチェックを入れておいてください。
Rectangleのアイコン>環境設定>歯車アイコン>ドラッグでウィンドウをスナップ
この設定が確認できたら、ウィンドウをドラッグして動かしてみましょう。
例えば、ウィンドウを左端に寄せると、左半分に黒い影のようなものが出てきます。
ここで手を離すと、ドラッグしていたウィンドウが1/2サイズで収まるというわけです。
ウィンドウをドラッグする位置に応じて、画面分割される位置が変わります。
- 左または右端: 左または右に1/2サイズ
- 上辺: 画面を最大化する
- 4つの角(右上・右下・左上・左下): 1/4サイズ
- 左または右端の角の少し上か下: 上または下に1/2サイズ
- 下辺の左、中央、右: それぞれの1/3サイズ
- 下辺の左から中央に&右から中央にドラッグ: 2/3サイズ
まとめ
以上、Rectangleを使って一瞬で画面分割をする方法を紹介しました。
Rectangleは無料ですが、公式ページに行くと寄付もできるようです。(ページを下までスクロール)
もし「便利な機能を作ってくれて役にたった!感謝!」という方は、いくらか寄付をしてみるのもいいのではないでしょうか。